【レビュー】ゼンハイザー MOMENTUM 3 Wireless|あらゆる音楽を美しく奏でる完成された音

先月のAmazonプライムデー2021で購入した、ゼンハイザー(SENNHEISER)のワイヤレスヘッドホンMOMENTUM 3 Wirelessが届いて1週間ほど使用したので今日はそのレビューです。

音の第一印象最悪「これはやらかしたかも…」からの180度変わったインプレッション含め、10日ちょっと使ってみてのレビューをつらつらと書き綴っていきます。

MOMENTUM 3 Wirelessを買おうか迷っている人には結構参考になるんじゃないかと思います(たぶん)

2022年7月8日追記

先日(2022年6月)後継機のMOMENTUM 4 Wirelessが発表された(発売は8月予定)こともあり、本機は今日現在Amazonで31,000円とかなりお値打ちになっています!

また、来週7月12日~13日の2日間に1年に1回のAmazon Prime Dayセールが開催されるため、上記の後継機発売直前というタイミングと相まって恐らく過去イチのお買い得タイミングになるのでは…と見ています。MOMENTUM 3 Wirelessを狙っていた人は要注目です!
https://amzn.to/3lY2q23

Momentum 3 Wireless
Sennheiser ゼンハイザー
目次

MOMENTUM 3 Wirelessの主なスペック

とりあえず自分が購入する際に確認した点は下記の通りです。

主な仕様
形式ダイナミック・密閉型
BlutoothバージョンBluetooth 5.0
コーデックSBC, aptX™, aptX™低遅延, AAC
オーディオ入力Bluetooth, ミニジャック, USB-C
USB規格USB-C
バッテリー駆動時間17時間(BluetoothかつANC使用時)
充電時間3時間(約10分の充電で1.5時間再生)
重量約305g
MOMENTUM 3 Wirelessの主なスペック

Bluetooth 5.0とコーデック各種は当然対応していますが一応確認ということで。

 
一文字
ちなみにaptX HDには残念ながら対応していませんが、私の場合は主にiPhone、Macbook Air、iPad Proとの接続(=AAC)なのでそもそも無関係ですね。

バッテリー持ちは、ワイヤレスのヘッドフォンとしては最重要項目の1つです。MOMENTUM 3 Wirelessのバッテリー駆動時間は、17時間(Bluetooth接続+ANC使用時)とのことなので、めちゃくちゃバッテリー持ちが良いという感じではありませんが、まぁ実用上は十分でしょうと納得済みで購入しました。

バッテリー持ちと同時に気になるのが、充電にかかる時間の長さです。MOMENTUM 3 Wirelessは満充電まで約3時間とのことで、やはりそんなに速くはありませんが十分許容範囲です。

 
一文字
充電速度があんまり速いとバッテリーライフのことが不安になってしまうので、これくらいの方が個人的には好印象です。

また、取説には約10分の充電で1.5時間再生可能とも書かれており、うっかり充電するのを忘れていた場合にもそこそこ使えるようになっているのは良いですね。

この他の詳細スペックはゼンハイザーの公式サイトの製品ページおよびそこにリンクされている取扱説明書、またはAmazonの製品ページで確認できます。

開封

期待通りの質感

全体的にめちゃくちゃ高級感ある!って感じではないですが、華美さはなくとも堅実にイイモノ感を醸し出しています

フレーム部分はステンレス。マットブラック仕上げのイヤーカップと相まって非常にカッコいいです。

シープスキンレザーのイヤーパッドは触感がとても気持ちいいです。新品の革モノの香りも◎

汚したくないのでカバー着けちゃいますけどね…(笑)でも、クッション性の良さはカバー越しでも変わらず抜群です。

プライムデーで一緒に購入して先に届いていたGeekriaのヘッドホンカバー(レビューはコチラ)を装着します。MOMENTUM 3 Wirelessではヘッドホンカバー装着による解像感への影響はほとんど感じられませんでした

ペアリングについて

ペアリングは超簡単&スムーズ

ペアリングはiPhone、MacBookとも非常にスムーズでした。

ペアリングボタンを長押ししたら、あとはiPhoneやMacのBluetooth設定画面で「MOMENTUM 3」と表示されるのでそれを選択するだけです。

マルチペアリング

MOMENTUM 3 Wirelessは、Bluetoothでの2台同時接続に対応しています。

私はiPhoneとMacBookの2台をまずペアリングしてみたのですが、iPhoneで音楽を再生したらiPhoneの音が、MacBookでYouTubeを再生したらMacBookの音が再生されるといった感じで、接続した機器による音を出すというアクションに合わせて自動的にシームレスに切り替えてくれるので、非常に便利です。

 
一文字
ただし、通知音にも反応して切り替えが行われることがあるため、ちょっと鬱陶しく感じることがあります。これについては、不要な通知を切る等の対策が必要そうです。

音質について

さて、いよいよお待ちかねの音質に関するレビューです。好き放題書かせてもらいます。

第一印象は最悪。低音ぼわんぼわん

いきなり「最悪」というワードが出てしまいましたが、箱から出して早速iPhoneとペアリングして最初に音楽を聴いたときは本当に驚きました。悪い意味で

一言で言うと「解像感低すぎ!?

耳全体を覆うぼわんぼわんとした締まりのない低音は、期待値から大きく外れたものでした。

正直これにはかなり面くらい「あーこれは完全に選択ミスったかも…」と、聴き始めて数分も経たずに購入したことを後悔しはじめました。

とはいえ、憧れのゼンハイザーの上位モデル。最悪好みに合わなかったらメルカリで売ってしまえば良いと覚悟して購入したとはいえ、簡単には諦められません。

自分の耳がおかしくなったのでは?と疑いつつ、AKGのQ701と何度も付け替えて聴き比べます。

うん、Q701は圧倒的な解像感の高さ。自分の耳はたぶん正常です。それに比べてゼンハイザー MOMENTUM 3 Wirelessは、低音ぼわんぼわんのせいで丸まりすぎというか、シャープさやキレがありません。低音自体も輪郭が隠れてしまいます。

 
一文字
AKG Q701はPCからUSB DAC経由で有線接続しているので公平な比較ではありませんが、解像感についてはもはやそういうレベルの差ではありませんでした。

何度も聴き比べます…                                                                                                                                                          

比較対象がオープンエアー型(開放型)のAKG Q701ということもあって、解像感の比較では密閉型のMOMENTUM 3 Wirelessが不利なのは百も承知なのですが、それにしてもMOMENTUM 3 Wirelessの解像感が低すぎます。

風船のように膨張した低音がボーカルの艶を覆い隠してしまっています。

「ダメだこりゃ…」

イコライザーで一変。めちゃくちゃ気持ちの良い音

正直、あまりのボヤけた音にかなり凹みました。Amazonプライムデーセールでポイント還元も含めるとかなりお買い得に購入できたとはいえ、それでも決して小額ではありません。

あのゼンハイザーで、しかも定価52,800円、通常時実売4万円台後半のヘッドホンでこの程度の解像感なの?YouTuberのレビューとかマジであてになんねーなと、絶望的な気分になりました。

それでも諦めの悪い私は、一縷の望みをかけて公式アプリ「Smart Control」のイコライザーを試します。

意味の解らない謎操作感のイコライザー(画像左)に戸惑いつつ、ほどなく普通の3バンドでの調整もできる(画像右)ことに気が付きそちらで弄ります。

 
一文字
3バンドは少ないな~と思いつつ、これは結果オーライだったのでOK

とりあえずぼわんぼわんの低音をどうにかして、中高音をキレイに聴きたいので、バスを-2、中音を+3、トレブルを+3にしてみます。

うん、めっちゃ変わった!これはイイ!

かなり好みの音に近づきました。この状態でも解像感はQ701には及ばないものの(オープンvs密閉型なので当然ですね)、全体のバランスはこっちの方が良くて、気持ちのいい音になりました。

自分でもかなり驚きましたが、イコライザーだけでこんなに変わるか!?っていうくらい変わります。低音~高音まで非常にバランスがよくなり、ずっと聴いていたくなるくらい気持ちのいい音になりました。

それから俄然、MOMENTUM 3 Wirelessで音楽を聴くのが楽しくなり、ライブラリにある様々な曲でひたすら試聴しながら、イコライザーの微調整も続けました。

毎晩毎晩いろんな曲で試聴をしてみましたが、ポップス、ロック、アニソン、ゲーム、トランス、ダブステップ、R&B、クラシック、ジャズ、etc.どんな曲を聴いても気持ち良いという感想しかでてきません(良い意味ですよ、念の為)。

 
一文字
おかげでここのところは少し寝るのが遅くなってしまう日が続いて寝不足気味です。ちなみに今の所の私の暫定ベストのイコライザ設定は、バス-1、中音+2、高音+2です。

ゼンハイザー公式サイトの製品ページには、「一度聴いたら、もう戻れない」というご大層なキャッチフレーズが掲載されているのですが、たしかに「その通りだわ」と納得してしまうくらいの気持ちのいいリスニング体験が得られました。

AKG Q701との比較

そもそもオープン型と密閉型で全然違うし、有線と無線の違いもあるし、その比較はどうなの?というツッコミは百も承知の上でのあえての比較です(だってこれしか比較対象もってないから…!)。

 
一文字
Sonyの1000XM3とか1000XM4とかとの比較は他所でいくらでもやってますしね

結果は、解像感はQ701の方が断然上だけど、気持ちよさはMOMENTUM 3 Wirelessの方が上。という自分でもかなり意外な結論になりました。

解像感の高さが必ずしも良い音質(と感じる)に繋がるわけではないんだな~という発見でした。

この結果については、ちょっとおかしな例えですが、カメラの違いにも通じるところがあるなと思います。

つまりは、1億画素のスマホよりも2400万画素の一眼レフの方が圧倒的に高画質かつ綺麗で印象的な写真が撮れるのと似ているなぁと。

 
一文字
実際はこの例えだとちょっと極端なので、MOMENTUM 3 WirelessとQ701の違いは、2400万画素のAPS-C機よりも2000万画素のフルサイズ機のほうが暗所ノイズにも強く、結果的にいい絵が撮れるのと同じ感覚といった感じです。カメラ知らないとなんのこっちゃって感じですね・・・笑

装着感について

ヘッドホンカバーを着けた状態での感想ですが、変に側圧が強かったり、頭頂部が痛くなったりということはありませんでした。

ただ、メガネのつるだけはちょっと緩めにかけるというか位置をずらすような感じにしないと、1時間ほどで耳の辺りが痛くなりました。どのヘッドホンにも言えますが、メガネを掛けながらだと長時間はつらいですね。

ノイズキャンセリングについて

自室での使用がメインなので、ノイズキャンセリングは基本的にオフで使用しています。

ちょっと試してみた感じでは、自室内であえて使うなら3段階で一番弱めの「側圧防止」レベルがよさそうでした。これなら音質の変化を気にならない程度に抑えつつ、ゲーミングPCの動作音やエアコンの風の音をほぼシャットアウトしてくれます。

3段階あるうちの最大モードのノイズキャンセリングを選択すると、かなり低音が膨らんできますが、確かに外部の音は大幅にシャットアウトしてくれます。これなら飛行機内でもそこそこ快適に過ごせそうな気がします。このご時世で中々試せないのが残念ですが。

バッテリー持ちについて

週2~3回の充電で済みそう(自分の場合)

まだ12日ほどの使用なのでちょっと評価するには早いですが、それなりに持ちそうかなという印象です。

届いて開封した時点で表示上のバッテリー残量は40%。充電せずにその晩、翌朝、翌日の晩と聴き込んで20%になってので1度100%まで充電。その後、2日間朝晩に聴き込んで表示上のバッテリー残量が60%・・・といった感じで12日使って充電回数は3回でした。

というかコレ、もしかしなくてもアプリ上でのバッテリー残量表示は20%刻みでしか更新されない感じですね。ちょっと大雑把すぎるなぁ…(苦笑)

 
一文字
ヘッドホン本体の再生ボタンを2秒長押しすると「more than 90% battery left」といった感じでバッテリー残量を音声で知らせてくれます。

私の普段の使い方なら(朝晩自宅での使用)、週に2回ないし3回の充電で良さそうです。

有線接続も可能

ちなみにバッテリーが切れた際などには、オーディオミニプラグ(3.5mm – 2.5mmが付属)での有線接続で使用することもできます。

また、充電用に付属しているUSB-CケーブルをPC等につなぐと、USB-C経由での直接再生もできます。

有線接続は滅多に使わないと思いますけど、いざというとき有線で使えるというのは安心感があります。

気になる点・不満な点

最後に、Momentum wireless 3のネガの部分もちゃんと書いておこうと思います。とはいえそこまで酷いものではありませんが。

ちょっとデカイ(厚い)

私は自宅内での使用がほとんどなので実質影響はありませんが、ちょっと外で着けるのは勇気がいるなぁという大きさです。

正確には分厚いというか。Q701が横にあるからというのもありますが、イヤーカップの面積はむしろ控えめに感じる一方で、厚みがかなりあり、装着時は顔のシルエットの横方向への広がりが凄いことになります。鏡で正面を見たときの感想は「フリ●ザかよw」でした(苦笑)

アプリの接続認識が甘い

ちょっと外してまた着けてみたいなことをして、アプリ(Smart Control)を開くと、アプリ側はほぼほぼヘッドホンを見失っているという具合です。

音楽は着けた瞬間に再生再開されますので、あくまでアプリ上の機器認識だけの問題なのですが、ちょっとイコライザーの設定を見直したいとか、ノイズキャンセリングのモードを変えてみたいというときに、いちいちアプリ⇒ヘッドホンの再接続を待たされるのはちょっとストレスです。

とはいえ、これも基本的には今みたいに他のヘッドホンと付け替えながら聞き比べたり、イコライザの設定を何度も弄ったり、という購入直後の時期だからこそ気になるだけかなとも思います。直せるんなら直してほしいですが、そのうちどうでもよくなるかな?という感じですね。

通話機能は要らない

(2021年11月8日追記)

これは、このヘッドホンに何を求めているかという部分の違いによるものですが、個人的に通話機能は割と本気で要らないです。

私の場合は、あくまで音楽を聴くためにこのヘッドホンを購入しているので、別にこのヘッドホンで電話に出たり、Zoom等のVCをしたりということは求めていません。

もちろんマイクを付けるなとまでは言いませんが、再生/停止と同じボタンに電話のリダイヤル機能が割り当てられているのは本当になんて事をしてくれたんだという思いです。

このことを知らなかった私は先日、ベッドに入りMomentum 3 wirelessで入眠用の音楽を聴いていたところを季節外れの蚊に襲われた結果、Momentum 3 wirelessのリダイヤル機能を暴発させ真夜中に上司の携帯に電話をかけるという大失態をやらかしました。本当に勘弁してほしい。キレそうでした、上司が

 
一文字
慌てて取説とアプリを確認して、リダイヤル機能の割り当てを無効にできないのか確認しましたが、残念ながらできませんでした。これには本当に残念です。夜中でしたがすぐにAmazonを開き、Sonyの1000XM4に通話機能があるかどうか(もちろんないことを期待して)調べました。もちろんありましたが、もし無かったら本気で買い替えていたかも…?

総評:これは買い

購入直後の音の第一印象は最悪でしたが、イコライザー設定後は最高です。どんな曲も非常に気持ちのいいサウンドで聴くことができます。

ワイヤレスの自由さと最高に気持の良い音が両立できるというだけで感動ものです。

バッテリーの持ちも十分実用的です。

価格は決して安くはありませんが、見合う価値は十分あると思います。少なくともこのヘッドホンのことが気になっている人にとっては、十分な価値を提供してくれるはずです。掛け値なしにオススメです。

ただし、リダイヤル機能の誤爆にはくれぐれも注意が必要です。


あとがき

10年ちょっと前、オープンエアーヘッドホンで、ゼンハイザーのHD650AKGのK701か、みたいな時代がありました。(ありましたよね?)そのときは本当にHD650が欲しくてたまらなかったのですが、当時の私にはかなりの高額で手が出せず…。

あの当時のヘッドホン特集誌「ヘッドフォン少女画報」。

人気の製品からマニアックなものまで様々なヘッドホンを色々なイラストレーターが描く女の子のイラストを添えて紹介するという、一風変わったムックでした。

あの頃、この本のHD650とK701のページは何度も何度も繰り返し読みました。

その数年後、今から8年前の2013年に英検1級合格の自分へのご褒美としてAKGのQ701(K701をベースにした派生機)を購入し、以来愛用してきました。

Q701購入後も良さそうなヘッドホンが出るたびに、欲しくなるのでなるべく見ないようにしつつ、実際は脇目でチラチラ見ていたのですが、その中でもやはりゼンハイザーは気になる存在でした。

そんなこんなで、先日のアマゾンプライムデー2021でMOMENTUM 3 Wirelessがセールになった際には、少し逡巡しつつも今年は身の回りのものを色々とアップデートしようと決めていたこともあり、購入してしまいました。

ついに念願のゼンハイザーのヘッドホンです…!

今回は上記のヘッドフォン少女画報のHD650の紹介文で〆させてもらいます。MOMENTUM 3 Wirelessもイコライザで調整はしたものの、本当にこの通りだと思います。

あらゆる音楽を美しく奏でる「完璧」といいたくなるほど完成された音

ヘッドフォン少女画報 p100
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この記事を書いた人

金欠だけどガジェット大好き散財大好き。トップエンドは買いませんがどちらかというとコスパのパ寄り。
Notion関係中心のライフハックネタ、ガジェットネタ、FF14ネタがメインの雑記ブログです。

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