発売時から丸4年使用したiPhone 8 Plus (2017年9月発売 A11搭載)からの買い替えで、iPhone 13 miniを予約購入しましたので、今回はiPhone 13シリーズの端末選びの話についてつらつらと書いていきます。
iPhone 13シリーズの購入を検討中の方の中でも、特に以下のような点で悩んでいる、気になっている人にオススメです。
望遠レンズとマクロ撮影に惹かれてiPhone 13 Proを予約
実は前回の記事でも書いたとおり、今回の買い替えではiPhone 13 miniとiPhone 13 Proでめちゃくちゃ悩みました。
通常モデル(iPhone 13、iPhone 13 mini)とProモデル(iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max)の間には機能や性能面でそこそこの違いがあるのですが、その中でも個人的にはカメラの望遠レンズ(77mm)とマクロ撮影対応の2点が非常に魅力的でProモデルに惹かれていました。
ちょっとカメラや写真の話になるのですが、77mmという焦点距離は個人的にかなり好きな画角です。というのも普段使っているミラーレス一眼カメラでよく70mm(24-70mm f4 標準ズームの望遠端)や、85mm(単焦点)というレンズを使用しているからなのですが、それらに近い77mmという焦点距離がiPhoneで使えるというのはかなり嬉しいです。
当然ですが常にミラーレス一眼を持ち歩くというのは現実的ではありません。なので、iPhoneで77mmという焦点距離をカバーできるようになると、撮影の機動力がぐっとあがります。
そんなこんなで、iPhone 13 miniとiPhone 13 Proの間の36,000円という価格差(同容量の場合)を自分の中で正当化して、予約開始日の9月17日にiPhone13 Proの256GBをApple公式サイトで予約しました。
ちなみに9月17日21時の予約開始時は、Apple公式サイトが非常に重く、まさに争奪戦という様相でした。Proモデルのカラーはどれも手堅いと思いつつ、できればシエラブルーかシルバーがほしかったのですが、いずれも瞬殺。私が各カラーの「到着予定日」を確認できる状態になった時点では、すでにゴールド以外の3色は発売日の入手は不可能で10/6~着といった感じでした。
なぜかそのタイミングでもゴールドだけはまだ9/24着で予約可能でしたので、ひとまずゴールドで予約をしておきました。
ブログを書きながら考え直してiPhone 13 miniで予約し直し
前述の通り、運良く発売である9月24日到着枠でiPhone 13 Pro 256GB ゴールドを予約できました。
ところが、予約開始日の翌日、前回の記事を書く過程で改めてiPhone 13シリーズの違いを比較しまとめていくうちに、やっぱりProじゃなくても良いかなと思いはじめました。
気になりだすと止まらないもので、早速Apple公式サイトを開きiPhone 13 miniの納期を確認。なんとラッキーなことに、予約開始日の翌日になってもminiだけはまだ発売日の9月24日着で予約可能な状態でした。
miniは不人気説がちらほら聞こえてきますが、これだけの違い(mini以外はすでに納期1ヶ月レベル)を見せられると、本当に不人気なんだなという気がしてきます。
ただ、逆に小さい筐体にこだわる熱狂的なファンも一部いるので、今後不人気によりminiサイズが廃止される可能性を見越して、そういったピンポイントの需要を見据えてminiを選ぶのもアリ、かもしれません(自己責任でお願いします)
iPhone 13 miniがまだ発売日着で予約できることを何度も確認しつつ、ついには折角予約できたiPhone 13 Proをキャンセルし、iPhone 13 miniで予約し直してしまいました。
iPhone 13 ProではなくiPhone 13 miniを選んだ理由
結果として、iPhone 13 miniを選んだのは、Proモデルならではの機能・性能について冷静に考えたら別に要らないな、と思えたからです。
ですのでここからは、Proモデルならではの各種機能や特徴について、要らないと思った理由 or miniより36,000円多く払って選ぶほどではないと思った理由について、個人的な見解を並べていきます。
iPhone 13シリーズの購入を検討しており、Proモデルの方が良さそうな気がするけれど無印やminiでも良い気もするという感じで迷っている人、あるいは無印やminiを買うつもりだけど何となくProの方が良いのかもしれないと感じている人は以下の項目について是非一緒に検討してみてください。
すでに迷いなくProモデルを購入されている方には蛇足でしかありませんので、読み飛ばしてください(笑)
また、iPhone 13(無印)やiPhone 13 Pro Maxを完全にスルーしていますが、これは「同じ性能・機能なら小さくて安いほうがええやろ」の精神のあらわれです(笑)流石に小さすぎるのはダメですが、iPhone 13 miniでもそんなにミニって感じのサイズではないので。
望遠レンズ(77mm)が要らないと思った理由
70mm以上で撮るようなシチュエーションは、予定を組んでいる場合がほとんど。
このあたりの焦点距離が好きで普段から使用しているから欲しいと、この記事の前半でも書いたばかりですが、逆に言えばこの中望遠の距離はミラーレスカメラを持っているときはバッチリ撮れます。
画質もiPhoneより断然キレイです。こればかりは、どれだけiPhoneやその他スマホのカメラの性能が上がっても、センサーサイズという越えられない壁(少なくとも今は)がある以上、比べるまでもありあません。
ではなぜiPhone 13 Proの望遠レンズが欲しいと思ったのかというと、利便性です。iPhoneは一眼カメラと違って常時持ち歩いていますので、いつでも使えるという利点があります。
ただ、それでも私が70mmや85mmといった中望遠と呼ばれるレンズを使うシチュエーションを考えてみると、偶発的なものはあまりなく予め予定を組んでいる状況がほとんどでした(物撮りだったり、愛車の撮影だったり、etc.)
ならば、別にiPhoneに望遠カメラがなくてもそこまで困らないな、という結論になりました。
マクロ撮影が要らないと思った理由
そもそもマクロで撮る機会はそんなに多くないし、iPhoneは結構寄れる
マクロ撮影対応も望遠レンズと合わせて、私がProモデルに惹かれた2大理由の一つです。
というかほぼほぼこの2つが当初iPhone 13 Proを欲しいと思った理由です。
しかし、一旦冷静になると私の場合マクロ撮影する機会ってそこまで多くないんですよね。
もちろん、マクロ撮影できる方が嬉しいのですが、問題は価格差です。何度も書いていますが、iPhone 13 miniとiPhone 13 Proの価格差は、同容量で36,000円です。この差は大きい。
36,000円あったら、一眼用に一昔前のマクロレンズを買うこともできまし、最新のマクロレンズの購入資金にすることもできます。
もちろん、カメラ趣味の人ばかりではないはずですので、36,000円という金額差については、iPhone 13と同時に発表された最新の無印iPadとほぼ同じ値段と言い換えてもOKです。
ちなみにもしあなたがiPhone 13シリーズへの買い替えを検討中のiPhoneユーザーだけど、iPadはまだ持っていないという人なら、Proとの差額分でiPadを購入したほうが幸せになれる可能性が高いです。Apple製品は組み合わせて使うと便利さマシマシです。
そう考えていくと、マクロ撮影も欲しいっちゃほしいけど、別になくてもいいなという結果になりました。
LiDARスキャナが要らないと思った理由
使わない。
部屋やモノの採寸をしたり、3Dモデルを作ったりと、使いこなす人にとってはかなり革新的で便利なLiDARスキャナですが、私は使う予定がありません。
また、仮に使いたくなったとしても、2020年版のiPad Proを持っていますので、そちらで使用できます。
なので、別に要らないという結論です。
120Hzディスプレイが要らないと思った理由
60Hzで困ったことがない
これも今までの端末の60Hzディスプレイで困ったことがないですし、120Hzのぬるぬるが欲しいと思ったこともスマホではありません。
iPhoneはiPadと違ってApple Pencilで文字を書いたり、絵を描けるわけでもないため、個人的には120Hzの恩恵が得られるとは思えません。
10~120Hzの可変レートによる省電力性への貢献(=バッテリー持ちがいい)という意味では興味がありますが、120HzになったからといってiPhoneを使って自分がやれることは何一つ変わらないため別に要りません。
標準1000nitが要らない理由
625nitのiPhone 8 Plusで困ったことがない。iPhone 13 miniでも800nitある。
画面の最大輝度ですが、これが高いと何がいいかというと日中の屋外の眩しい陽光下だと、最大輝度が高い画面のほうが見やすいというだけです。
実際には、最大輝度625nitのiPhone 8 Plusを使用していて、最大輝度の点で不満や不便を感じたことはほぼないため、かなりどうでもいい項目です。そもそもiPhone 13 miniでも8 Plusより高い800nitなので困りそうにありません。要りません。
GPU5コアが要らない理由
普段遣いにまるで影響しないので不要
iPhone 13やiPhone 13 miniのA15チップ(GPU4コア)だと今ひとつ性能が足りなくて、iPhone 13 ProやiPhone 13 Pro MaxのA15チップ(GPU5コア)じゃないと快適に動かない、なんていうゲームはまずありえません。
もしそんなゲームをリリースしたら即サービス終了レベルです。なぜなら、それはつまり誰も快適にプレイできる端末を用意できないということを意味するからです。そんなゲーム誰が遊ぶんだ?ということになりかねません。
GPUのコア数についてはiPhone上で動画を思いっきり編集したりする場合に差が出るかもしれませんが、そんな高レベルの編集をするなら素直にPCを使ったほうが絶対いいです。
よってどう考えてもメリットが少なすぎるため不要です。
ProrResビデオ撮影が要らないと思った理由
H.264コーデックでOK
ProResだと編集作業の効率があがるらしいですが(主にApple環境?)、仮にiPhoneで動画撮影をしてその動画をガッツリ編集する、といったことをやるにしてもH.264コーデックで問題ないでしょう。
そもそも私の場合は、iPhoneでそこまで動画撮影をする予定は今の所ありません。
おまけ:バッテリー持ち(容量)
長いほど嬉しいが、割とどうにでもなる
前回の記事の最後の方でも書いたとおり、iPhone 13 miniでもiPhone 8 Plusより公証のビデオ再生時間(=バッテリー持ち)は長くなっています。
つまりiPhone 8 Plusからの買い替えを検討している身としては、iPhone 13 miniのバッテリー容量で十分と言えます。
どうせ普段は朝家を出て出社して、夜帰宅するまで持ってくれればいいだけですし、旅行や出張に行くときはどのみち充電器やモバイルバッテリーを持っていくので、iPhone本体のバッテリ容量の大小はそこまで影響しないというのが結論です。
まとめ
というわけで、一旦はiPhone 13 Proを予約したものの、上記の通り冷静になって(記事にまとめて)比較した結果、iPhone 13 miniで予約しなおしました。
しかしながら、実際のところ端末の選び方は人それぞれの使い方次第なので、上記はあくまで私の場合と考え方として、iPhone 13シリーズの端末選びの一例として参考にしていただければと思います。
最後にこれもあくまで個人的観点ではありますが、iPhone 13シリーズの選び方について、サラッとまとめておきます。
使い方・タイプ別のiPhone 13シリーズおすすめ端末
- どうしても画面サイズ最大のが欲しい人
- →iPhone 13 Pro Max
- スマホで写真や動画を撮るのが好きで、望遠レンズやマクロ撮影対応にしっかりとメリットを感じられて、日常的にそれらを使う可能性が高い人
- →iPhone 13 Pro
- LiDARスキャナを日常的に使っている人、使う予定のある人
- →iPhone 13 Pro
- 上記以外
- →iPhone 13 mini(性能同じなら小さくて安い方が良いだろ派)
- →iPhone 13(miniは小さすぎる派)
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